ここで、整う。
ここから、社会につながる。
当社は短期入所として、既存の福祉サービス事業所で受け止めきれないケースに対するご相談を数多くいただいております。そうした難しいケースに対して、私たち自身が専門性を高め、ご本人のみならず、親御様や相談員さんはじめ関係する皆様にご安心いただけるような支援を構築していく必要があり、そのための方法論として療育を強化しているところです。
日本における療育の歴史、もっというと、そもそも「療育」という言葉は、1942年に高木憲次氏によって提唱され、主に肢体不自由児を対象に、医療や教育や職業訓練が統合された支援として始まった経緯があって。高木先生の言葉、「凡そ療護のあり方は狭義の医療のみにて満足すべきでなく、すべからく社会的生存能力を獲得するまで尽くすべきである。」というのは今でも重みを持って解釈実践すべき金字塔であります。そう、療育とは、その立ち上がりからして、社会へつなげていく営みであり支援であった訳で。
「療育」と言うと児童向けという認識が強いと思います。意識高い系の方々には成人に児童的な療育をなんて尊厳的にどうなのよ?的なところもあろうかと思いますが、でも現実問題として特に知的障がいの方々への療育は有効であり、それもこれもすべて社会につなげていく営みや支援そのものが療育だから、むしろ、呼び方はなんであれ、それこそがサービス提供側の責務でもあると考える次第です。
当社における療育支援の柱は3つ
①氷山モデルをもとにした環境支援・ストレングスアプローチ
②軽度知的障がいの方々への支援:コグニティブ・トレーニング(コグトレ)
③重度知的障がいの方々への支援:コロロメソッド
「療育」は確かに、そのスタートは肢体不自由児からでしたが、その理念、多くの先人によって開発されてきたメソッド・方法・技術は素晴らしいものがあります。だからこそ、当社では、障がい者の方々にこそ療育支援をと考え、今だからこそ意義があるのではないかと実践しております。
今後も、不断に専門性を高め安心してお任せいただけるサービスを目指して努力して参ります。
以下にて、私たちが歩んできた療育支援の軌跡をまとめております。是非ご確認いただきご理解をいただければ幸いです。
↓ ↓ ↓