皆さんこんにちは❗東京空色HPへようこそ
ご訪問ありがとうございます✨
広報担当のえび子です、さてお盆に入りました🎆台風が来たり、連日天気が落ち着かない今日この頃です。
さてっ❗❗今回は7月の全体会で実施いたしました「ケース事例報告会」の様子をご紹介します!
私たち東京空色は、ご利用者様の大切な命と暮らしを支える施設・事業所を運営しています。
そのため、日々の支援では職員同士が互いに意見を交わし、連携しながらチームで最善の支援を行うことが欠かせません。
今回の報告会では、氷山モデルを用いて課題に対して氷山モデルの枠組みを通じて、ご利用者様の課題を解決していく大切さを学ぶ報告会です。
それでは
当日の様子をご紹介します❗
氷山モデルてなに?
氷山モデルとは、表面に見える“問題行動”だけで判断せず、 その下に隠れている理由や背景を理解して支援を組み立てる考え方。
強度行動障害の支援では、行動そのものを止めるのではなく、
「なぜその行動が起きているのか?」を読み解くことが最重要とされています。
氷山モデルの構造

「行動を変える」のではなく、「行動の背景を理解する」ことから始まります。
氷山モデルは、そのための大切な視点を与えてくれる支援者の必須ツール
ケース1・女性 20代
ご利用者様の基本情報
障害支援区分2・自閉スペクトラム症
どんなご利用者様?➡
・ご自身の気持ちを中々伝えられず溜め込んでしまう。
・そこから自傷や物に当たる行為がある。
・見通しを立てることや予定変更が苦手で、自傷や物に当たる行為など不安定になってしまう。
課題行動や目標とする状態➡
・自分の考えや思いを言葉にして訴求することが難しく自傷、物に当たるなどの行動が出てしまう。
⇒ご本人が発信しやすいツールをご提供する。(文章・単語・絵・写真・シンボル・具体物)
・一日の見通しが立てられず予定の変更があるとどうすれば良いのか分からず不安定になる。
⇒一日の予定が分かるツールを作成、可視化することにより見通しがつけれるように。
特性と環境、そして強み➡
特性:
・話し言葉で伝える事が難しい
・どのようにつたえればいいかわからない
・場面や状況に合わせたコミュニケーションが難しい
・やり取りが多いと処理が難しい
・段取りを適切に組むことが難しい
・今やることえお自分で判断することが難しい
・細部が気になり違いに敏感、聴覚の過敏や鈍麻がある。
環境:
・コミュニケーションの取り方の統一が出来ていなかった
・口からの発信で訴えを聞き出そうとしていた
・職員側の指示を出す際の情報量が多すぎた
・20人以上いる場所での活動が苦手な刺激が多かった
・本人にあった活動を提供できていなかった
・入居施設の移動直後であり環境の変化があった
・一日の流れを本人に詳しく説明できていなかった
・励ます意図で「出来るでしょ」と声を掛けていた。
強み:
・感情の表出や筆談で気持ちを伝える事は出来る
・絵が得意で指示への再現性も高い
・好きなアイテムがあり一緒に頑張るようなツールにできそう
・体を動かすことが好きなので好きなこと得意なことを活かした環境支援が作れそう
これら全てを踏まえた環境支援・サポート方法➡
①コミュニケーションカードや1日のスケジュールの可視化できるものを作成
②ご本人様の興味に合った活動の提供や声掛けの統一をしてご本人様が生活しやすい環境をご提供する。

コミュニケーションカード

1日スケジュール
実行した結果➡
・コミュニケーションカードを使用せずにコミュニケーションが取れ、自身から意思表示をするようになった。
・1人でトイレに行けるようになり、リハビリパンツから下着を履くようになった。
・笑顔が増え、自発的な行動ができるようになった。
・好きなぬいぐるみにこだわりが強く、活動先でも手放せなくなっている
・自分が頑張っている事で回りが失禁をしていると比較してしまう傾向にある
振り返りと学び➡
・短期入所と生活介護が一体化となりパートさん含む全職員で話合いを繰り返し、支援を統一したことでよりご本人様に合った支援に繋げる事ができた。
先入観にとらわれない支援を意識した結果、「本人の挑戦したい!」という思いや向上心につながったと感じる。
・ご本人様の好きな事や得意な事を理解し、何でも挑戦できる環境を作ったことで「やってみたい」との思いが形となり沢山の作品が出来あがった事をこれからも継続していきたいと思います。
ケース2・男性 40代
ご利用者様の基本情報
障害支援区分4・知的障害
どんなご利用者様?➡
・通所先の就労事業所へ行くと直後から「もう帰りたい」と早退を希望されることが多い
・「体調が悪い」との訴えにより作業参加が難しい状況が見られる
・また作業参加や利用時間の延長を促すと、不穏な様子や険しい表情となり「何で分かってくれないんだよ」と感情的な場面がある。
課題行動や目標とする状態➡
・安定した通所の継続が難しい。
⇒複雑な作業ではなく単純作業の提供。本人にも分かりやすい作業スケジュールを伝える(視える化)
・通所しても体調不良等の訴えにより、作業参加や活動時間の確保が困難となっている。
⇒入所と連携し、体調を整える。
・作業参加の促しに対して感情的になることがあり、気持ちの切り替えや支援方法の工夫が必要である。
⇒一人で作業が出来る環境を作る(気になるものを置かない、物音が少ない静かな環境等)
特性と環境、そして強み➡
特性:
・相手から期待されている事を理解することが難しい
・相手が見ているものを見て相手の考えを察することが難しい
・周囲の様子から期待されている事を理解することが難しい
・一度にたくさんの事を理解することは難しい
・表情や視線など非言語的コミュニケーションが難しい
・今やる事を自分で判断することが難しい
・臨機応変に判断することが難しい。
環境:
・言葉とイラストの指示
・作業量は一つの事が終わってから次の作業を行う
・作業する際は見守りが必要、興味関心を持つものを提供する
・周囲の動きや物が気になってしまう
・整理整頓は難しい
・周囲で複数の作業が行われている
・気になる物が周囲にたくさんある
・体調が整っていない。
強み:
・周囲に気を取られなければ、細かい作業に集中することが出来る
・一度内容を覚えればある程度の作業はスムーズに行うことができる。
これら全てを踏まえた環境支援・サポート方法➡
①入所施設の職員と連携し、生活リズムの安定と通所を目指す。
②面談を実施し、作業理解の状況把握を行う。
③本人が作業に参加したくなるように前向きな声掛けえを行う。
④パーテンションの設置や周囲の物品の移動、静かな環境作り

パーテンション
実行した結果➡
・週に2日程度で通所ができるようになった。
・細かい作業について実施することが出来た。
・集中力が切れやすく、作業中に手が止まってしまう事がある。(5分程度で終わってしまう)
・安定した通所にはつながっていない。また、早退希望が多い為、一日通所が出来るよう目指す。
・作業に取り組みまで時間がかかる。
振り返りと学び➡
・時点では大きな変化は見られていませんが、就労意欲の向上や作業参加への動機付けを継続的に行い、課題の改善に繋がるよう根気強く支援していきます。
また、ご利用者様のいよいよや行動の変化は短期間で現れるものではないため、支援者側も焦らず継続的に関わる大切さを改めて認識しました。
ケース3・男性・50代
ご利用者様の基本情報
障害支援区分4・知的障害、発達障害
どんなご利用者様?➡
・1人外出は何故出来ないのかと確認行動が頻回
・毎日同じ職員に同様の訴えをする場面が多く見られた
・周りの空気を読むことが苦手で他の利用者様が話しているのに割り込んで自身の話をしてしまう事も多くあり他利用者様から陰性感情を持たれてしまう
・衝動性を抑える為にコグトレの参加も促してもやる気を見出せずコグトレぬ参加することも難しい。
課題行動や目標とする状態➡
課題行動:確認行動、自傷行為、他害行為、過去に離設の経験がある
短期目標:1人外出の範囲拡大
長期目標:外出が自由なグループホームへ移行すること
特性と環境、そして強み➡
特性:
・相手への関心が薄い、相手が見ているものを見て相手の考えを察するのが難しい
・周囲で起こっていることへ関心が薄く周囲の様子から期待されている事を理解することが難しい
・場面や状況に合わせたコミュニケーションが難しい
・表情や視線などの非言語的コミュニケーションが難しい
・自分のやり方から抜け出すことが難しい
・興味関心が狭くて強い
環境:
・男女共同施設、「風」在籍。ほぼ休まず通所している。・ご家族様と週一で電話をしている
・決められた時間・範囲での一人外出
・お小遣いを管理している
・施設にミニ図書館がある
・外出レクで毎月図書館に行っている
・買い物レクで自信で購入品を選んでいる。
強み:
・就労・コグトレはほぼ休まず参加することが出来る
・読書を好み一般知識の取得や情報収集など学ぶ事への意欲が高い
・自身の健康維持に主体的に取り組み事が出来ている
・健康に対する意識が強い
・買い物や収支管理など計算能力が高く金銭管理を行う事ができる
・興味関心のある分野では高い集中力や記憶力を活かすことができる。
これら全てを踏まえた環境支援・サポート方法➡
①一人外出の開始・継続・範囲拡大に向けてコグトレへの参加紐づけ
②コグトレの必要性や認知機能向上によるメリットについて継続的に説明しご本人様の理解と参加意欲維持
③過去の離設経験を踏まえながらもご本人様の可能性を信じ、一人外出を段階的に実施できる環境を整える。
④関係者会議を実施し、ご本人様の状況や達成出来ている事、今後の課題について関係機関と共通・きょうぎを行う。

コグトレへの取り組み
実行した結果➡
・一人外出の解禁後もルールを守り、適切に行動する事ができている。
・コグトレ継続して参加しており、4月・5月は皆勤賞となるほど高い水準を維持している。
・確認行動については以前と比較してやや減少が見られる。
・以前よりやや減少したが、確認行動が継続して見られる。
・相手によって態度が変化する様子が見られる為、対人面での安定した関わりが課題。
振り返りと学び➡
・過去の課題だけで判断するのではなく、ご本人様の可能性を信じて挑戦する機会をつくる大切さを改めて実感
・課題に目が向きがちだが「なぜ、できないか」でなく「どうしたらできる」という視点をを持つことが重要であること。
・リフレーミングを意識し、ご本人の強みや成功体験に着目する事で、自立や成長に繋がる支援が出来るという事。
ケース事例報告後はグループワークを実施🤔


以上、7月のワークショップをお届けいたしました❗
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