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CVPPPの研修が福祉施設でできるんですか!!?社内で振り返り研修を行いました!

みなさん、こんにちは。

人事部のたまちゃんです。

先日、社内で「CVPPP(包括的暴力防止プログラム)振り返り研修」を行いました!

これは、一度CVPPP研修を受けた社員のみなさんが対象です。
忘れかけていたポイントを思い出したり、新しい気づきを得たり・・・とおさらいの時間となっています⏰(それだけCVPPP研修に力を入れています🔥)

現場で安心して使えるように、仲間と一緒に確認し合う時間になりました。


それでは、早速本題に入っていきたいと思います!


こちらの記事も是非チェック!!

CVPPP研修

そもそもCVPPPって??

CVPPPとは(Comprehensive Violence Prevention and Protection Programの略)で、「包括的暴力防止プログラム」と呼ばれています。

精神科医療や福祉の現場において患者さんが不穏・興奮状態にあったとしても、適切に対応し、ケアを継続する(=利用者の安全と尊厳を守る)ことを目的としたプログラムです。



単なる他害、暴力(=攻撃)が起きた時の対処ではなく、

「攻撃を起こさせない」「攻撃を未然に防ぐ」「起きた攻撃後も尊厳を守りながら対応する」といった、包括的(=予防、対処、保護など)なアプローチが特徴的です!


つまり、CVPPPを学ぶということは、利用者さんへのケアの質を高めるだけじゃなく、職員が
安心して働ける環境づくりにもつながります👏

ちなみにこの研修、精神科の病院で行われるのが一般的、福祉施設で実施しているのは本当にめずらしいんです!

CVPPPの研修を受講したいから、東京空色に入社を決めた、なんて方もいらっしゃいます😮

研修の様子

内容は、

理念のおさらい、個人ワーク、グループディスカッション、手技・・・と盛りだくさん!

CVPPP研修で行う内容を、ギュッと凝縮して振り返ります!

👆午前中は、講義とグループディスカッションを中心に行いました!上記は、二つのグループに分かれて意見交換している様子!

「前回、実際にCVPPPを学び自分自身や現場でどのような変化があったのか?」をみんなでシェアしたり、「ご自身が特に心かけていること、注意していることは?」など意見交換会です。

「何かあったときにCVPPPが頭に思い浮かぶ」「自分の対応がどうだったのか振り返っている」「エスカレートしていかない関わりを意識している」などなど・・・意見が飛び交いました!


👆そして、エスコートの確認!

エスコートは、利用者さんを安全に移動させるための“寄り添いの技術”。押さえ込むのではなく、一緒に歩いていくようなイメージです。

手の添え方、体の位置、力の入れ具合、、、細かいところまで確認しながら、

“当事者がどう感じるか”を常に意識します。


👆午後からは手技の確認!

手首の使い方がすごく大事で、ほんの少しの工夫で無理なくスッと抜けられるんです。

角度や力の抜き方ひとつで、相手も自分も安心できる動きになるのを、みんなで体感しました!



👆こちらは腕を持たれた場合の練習。ほんの少しの工夫で、相手を傷つけずに安全に離れることができます!


👆後ろから抱き着きがあった場合の脱出方法の確認。

この状態から、相手も自分も傷つけず脱出できるんです!😮



👆両腕を持たれた状態!

『ただ外す』のではなく、ケアと配慮を忘れずに、協力をお願いしながら脱出する方法を確認しました!!


その他にも、髪を持たれたとき、後ろ襟をつかまれたとき、前襟を持たれたとき…などなど、

いろんな場面をみんなで確認しました!


👆最後に、みんなで感想をシェア。

『自分の支援を見直す機会になった』『現場に持ち帰ってみんなに伝えたい』など、実感のこもった言葉が飛び交い、学びを共有する場になりました👏

感想

今回、参加された皆さんの感想を共有いたします!

包括的に全体を見通して当事者に寄り添うことの大切さを意識して参加したものの、各グループでの共有をしていく中で、主語が「私」になっている部分がまだまだあるなと感じた。「私とあなた」という視点で仕事をしていた点が多く、支援者側と当事者側の格差が生じていることに反省した。今後の取り組みとして、不穏対応や利用者との関わりをしていくなかで、CVPPPの資料を再度見直して自分の振り返りを継続していきたい。(看護師Hさん 一部抜粋)

前回CVPPPを学び支援してきた中で、共感や選択肢を示すなど活用できていると感じました。一方で、周囲の環境を整えることや小さい不穏のタネを見つけていくことは、まだまだ意識が足りていないと実感しました。また、他の職員のディエスカレーションを観察者として見させていただき、会話の広げ方や共感・自己開示にもたくさんのやり方があることを学ばせていただきました。不穏のサインや出やすい方と分かりにくい方がいるので、気づくためには日ごろのコミュニケーションが大切だと改めて感じました。(支援員Oさん 一部抜粋)

普段の支援を振り返ってみて、エスコートや目線、共感の姿勢などCVPPPを活かせている場面が少なからずあるなと思った。できているところは、より精度を高め、できていない・忘れていた所は今後意識して支援にあたろうと思った。ディエスカレーションのワークの時、他職員の関わり方を見ることがとても勉強になった。また、他者から見て自分の利用者様との関わり方が、どう見えているのかフィードバックをもらえたことが学びになった。(支援員Yさん 一部抜粋)

グループディスカッションでは、他の施設のケースや現場の様子など、成功例や逆に失敗例を共有できたことがとても勉強になりました。リスクアセスメントでは、穏やかな時から声掛けする、個々にあった声掛け、生活側と日中活動側との情報共有、など当たり前のことが出来ていないことに気づかされました。今後の取り組みとしては、主語を『私たち』にする、『助けに来たよ』と傾聴の際に自然と取り入れていけるように心掛けていきたいと思いました。(支援員Mさん 一部抜粋)

あらためてCVPPPの目的が「利用者の安全確保」と「支援者の安全確保」を両軸で成立させるための “共通言語” であることを確認しました。また、手技の復習で思っていた以上に身体の使い方、特に手首の角度が曖昧になっていた部分が多かったことに気づきました。利用者の安全だけではなく、支援者の身体への負担や事故リスクにも直結するため、判断ミスや力任せの関わりを防ぐためにも、研修の振り返りは欠かせないと強く思いました。さらに、虐待防止や身体拘束適正化の観点からも、CVPPPの考え方が「禁止のための技術」ではなく、「安全のための関わり方」である点を再確認できたことが大きな収穫でした。利用者の行動の背景には必ず意味があり、そのサインをどう読み取るか、どう事前に介入するか、どう環境を整えるかという前段階が極めて重要であると再認識しました。(介護福祉士Kさん 一部抜粋)

ディエスカレーションの関わり方について、日ごろ自身が行っている声掛けが「なぜ?」を多用してしまい、相手に対して問い詰めているような印象を与えてしまい、よりエスカレーションさせてしまっていたのではないかと振り返りが出来た。
グループディスカッションの中で平穏時や早い段階でのディエスカレーションの関わりについてとても参考になる手法があった。環境や利用者間でのやり取りも情報として分析した上で、エスカレーションしないように早めに介入していきたいと思う。また、不穏の対応をした際には可能であれば当日中に対応についての振り返りを行い、CVPPPの理念や手技を使用できたのかを確認するような習慣を現場につけていきたい。
(介護福祉士Kさん 一部抜粋)

感想を共有してくれたみなさん、ありがとうございました!

まとめ

今回は、CVPPP振り返り研修をご紹介いたしました!

今後も、定期的にさまざまな研修を実施し学びを深めていきたいと思います!!

最後までお読みいただき、ありがとうございました(@^^)/~~~

次回の更新もお楽しみに!

おまけ

CVPPP研修のときの昼食をシェア。

毎回、研修会場に隣接している「Table cafe&dining」さんでいただいています!

今回は、ガリガリチキンライス(👆)をみんなで食べました!!

外がザクザクで食感が楽しく、ソースの旨みがしっかり効いていて、めっちゃ美味しかったです😋
研修の合間にみんなで笑顔になれる、最高のひとときでした🌟

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