日本に暮らす障がいをお持ちの方々を幸せにする。
1人でも多くの障がいを持つ方々を支援して、私たちに出会えてよかったと言ってもらえるようにしたい。私たちの支援を通じて、利用者様お一人おひとりを幸せにしていきたい。
代表メッセージ
私には、家族に障がい者がいます。5歳上の兄で障害者手帳3度の自閉症です。今も入所施設で支援を受けています。幼い頃、兄の障がいにより周りからいじめを受けたことがあり、なぜ私には障害者の家族がいるのだと、親を責めたこともありました。
私が、19歳の時、兄が入所施設に入ることになり、どこか安心した自分がいました。兄が施設に入所する日、私は付き添いで同行したのですが、その時、施設の女性職員があたたかな笑顔で『おかえりなさい』と迎えてくれたことが忘れられません。その時、自分のふがいなさを感じたことを覚えています。その時から、いつか家族のために、この仕事に関わりたいという想いを持ち始めました。
その後、いくつか別の仕事に就きましたが、40歳を目前に、これからの人生をどうすればいいか思い悩んでいたとき、ご縁と機会をいただき東京空色で事業経営を始めることになりました。
ある日、利用者様と買い物に行く道中で『山川さんの事を「お父さん」って呼んでいい?』と言われました。話を聞くとその利用者様には家族がいないこと、今まで色々な施設を転々として、家族がいない事で施設職員からもいじめや虐待を受けてきたことを知りました。「私は家族がいなくて寂しい人生だったし、これからも誰からも愛されない、必要とされない人生を送ると思ってた。でも、この施設に出会えて、職員さんのやさしさに触れて、安心して生活ができる私の居場所ができた。この施設に出会えて良かった。家族がいない私は本当の家族に出会えた。」と言ってもらえたことは今でも忘れません。
私はその時に決めました。
1人でも多くの障がいを持つ方々を支援して、私たちに出会えて良かったと言ってもらえるようにしたい。私たちの支援を通じて、利用者様お一人おひとりを幸せにしていきたい。
そして、それを経営理念として定めました。
『日本に暮らす障がいをお持ちの方々を幸せする』
人間は生まれてくるときは皆平等で、しかし環境や出会う人によって、人生は変わってきます。でも、愛される事、必要とされる事は平等であるべきだと、私は思っています。
だからこそ、私たちと出会うことで、私たちの支援を通じて、愛される、必要とされ、その先に利用者様一人ひとりの幸せを見出していきたいと考えてます。
私たちの事業の入り口は短期入所です。沢山の利用者様と触れる機会があるからこそ、生活習慣づくりや就労環境に力を入れて、自立できる環境を整備していきたいです。利用者様が次のステップに行ったときに、これまでの経験が自信につながる支援をしたいと思っております。
代表 山川宏
社会へつなげていく取組み(ステップアップで段階的に出来ることを増やしていく)
◎短期入所からグループホームへ。お一人おひとりの状況に合わせながら地域生活への移行を支援する「ステップアップ©︎」を行ってます。